ワンオペ育児って言葉が流行ってますよね。友達のインスタ等を見てても、こどもの写真の投稿に「今日もワンオペ風呂」「土日の出張で週末もワンオペ育児」「ワンオペすぎてつらい」とか書いてた り、とにかくワンオペをアピールする友達が多いです。 こどもが小さいとごはんもお風呂の時間も早いし、一緒に食事やお風呂に入れない家庭の方が多いと思うのですが、ワンオペ育児という流行りの言葉に乗っかって、悲観的になってるような気がしませんか? むしろ、よくSNSで嫌われると言われる、キラキラ自慢?(家族で出かけましたー!こどもかわいいでしょ!旦那と食事に行きました!)みたいな内容の方が好感が持てます。 みんな一緒だから頑張ろーって会ったら話そうと思ってますが、。
引用元:知恵袋
上記はインターネット上の質問サイトにあった質問です。
近年、「ワンオペ育児」という言葉をよく聞くようになりました。
ワンオペ育児とは、1人で育児を行うという意味です。
質問者によると、「ワンオペ育児」という流行りの言葉を使って周りに自慢している人が多くうざいと感じる・・・。とのことです。
なぜ、ワンオペ育児という言葉を使って自慢する人が増えたのでしょうか。
ワンオペ育児という言葉に対してなぜうざく感じるのでしょうか。
この記事では、質問内容をより深掘って回答してみました。
結論:自分よりワンオペ育児度合いが低い人がアピールしてたらうざい
結論、自分よりワンオペ育児度具合の低い人がワンオペ育児アピールをしていたらうざいです。
悲観的になっているのでは?と質問者よりありますが、潜在的に「うざい」と感じているが故に、「悲劇のヒロイン気取り」のように感じられるのでしょう。
そして、質問者も同様にワンオペ育児経験者(もしくはワンオペ育児中)で、
自分より苦労していないくせに「私、かわいそうでしょう〜」と、自慢していたらうざく感じるのも当然です。
しかし、ワンオペ育児の定義としては「自分がワンオペ育児している」と感じた瞬間それはワンオペ育児と定義付けられるです。
参考:ワンオペ育児を勘違いしてない?どこからワンオペ育児になるのか解説します
なので、ワンオペ育児アピールしている人は、「自分がワンオペ育児中」という認識があるはずです。
であるならば、主張自体は間違っていません。
ただ、自分より苦労していないのに・・・と感じてしまうが故にうざいと感じるのです。
実際に苦労していない人の苦労話はうざく感じますよね。今回の現象はそれと同じと考えていいでしょう。
ウザがられがちな具体例を以下に挙げてみます。
平日はワンオペだが週末は夫のサポートがある人
平日は夫の仕事が忙しくて育児のサポートはないが、土日休みはしっかりと家族サービスをしてくれている人のアピールです。
こういう人のSNSを覗くと、平日は悲観的な投稿ばかりなのに土日になるとキラキラとした投稿ばかりです。
夫が激務で育児に積極的ではないが親戚のサポートがある人
次のパターンは夫が激務で育児に協力的ではないが、親戚のサポートがあるパターンもうざく感じます。
例えば、
夫が朝の5時に家を出勤、その後子供の朝食準備、子供と一緒に朝食を食べる、食べさせる、その後保育園の準備と出勤の準備、家に帰ってからは食事の用意とお風呂や洗濯・・・
夫が帰ってくるのは、子供を寝かしつけた後の深夜0時とかなら、誰もうざいとは言えないでしょう。
しかし、近くに親戚が住んでおり、
- 保育園の送り迎えは親戚
- ご飯は親戚が作ってくれる
- そもそも親戚と同居している
などと言った場合はうざいと思われます。
確かに、夫は激務で忙しいかもしれませんが、周りのサポートが全くないシンママから見たら、こういう場合にもうざいと感じるでしょう。
ワンオペ育児自慢が「うざい」・・・ただ流行りの言葉を使いたいだけ?
そのとおりです。
SNSでは「ワンオペ育児」という流行りのワードを使って「私ってかわいそう〜」というアピールをしたいだけです。
先の知恵袋にこんな回答がありました。
私もSNSを使っているのですが、承認欲求を満たすちょうどいい
引用元:知恵袋
ワードなのでしょうね。
育児の大変さをアピールできるし、共感もされやすいですしね。
そこで「○○さん、一人で育児頑張ってるんだ!偉いね!」などなどの「いいね」やコメが
いくつもついたらそれがうれしいというか自分は認められているという
錯覚をしやすいのかもしれません。
それが良くてしているのでしょう。
キラキラ自慢も、子ども可愛いネタも、旦那と仲良しネタもこういう私を
認めて!共感して!なのでしょう。
この方の回答通り、「ワンオペ育児」というワードは承認欲求を満たすために使われているとあります。
育児の大変さをアピールしつつ、共感してもらえる都合のいいワードだから使われているのです。
しかしながら、アピールする側の立場から考えてみると、悲劇のヒロイン気取りでの投稿ばかりではないと言えます。
根拠は以下で解説します。
アピールではなく励ます意味で使う場合もある
見出しの通り、アピールではなく「お互いに頑張ろうね〜」とか「私もつらい・・・一緒に頑張ろうね」と言った意味で使われる場合が多いです。
先の質問サイトにもそのような意見が散見されました。
私の周りではSNSで「ワンオペで大変」と投稿してるのは、質問者様の言いたい「私も大変だよー!みんなも頑張ろー」という意味合いで投稿してるママさんの方が多いですよ。
家族で出掛けました、というキラキラ投稿も見ていてほのぼのしますが、1人で子育てキツイー!という投稿は「私も大変だけど他所も大変なんだな」と勝手に仲間意識が芽生えます。
きっと、悲観的な意味合いで投稿してるママさんは少ないと思います。
引用元:知恵袋
物理的に会えない友達に、私のところはこんな風に大変だよ!そっちは?
とSNS上で話題をポンっと投稿してるくらいの感覚です。
上記より、ただの自慢ではなく励ます意味合いでの投稿が多いと結論づけられます。
専業主婦がワンオペ育児アピールするのはうざい?
うざいと思われます。
共働き家庭のママからは特にうざいと思われるでしょう。
千葉県の保育園に通う園児の保護者に聞き取り調査を実施したところ、共働き家庭においても、夫より妻の方が家事育児に割く時間が多く、夫の3.5倍もの量を妻がこなしています。
家事・育児項目 | 夫の平均時間(週) | 妻の平均時間(週) |
---|---|---|
食料品・日用品の買い物 | 0.4時間 | 1.6時間 |
食事の準備・調理 | 2.1時間 | 11.9時間 |
食事の後片付け(食器洗い) | 1.3時間 | 5.7時間 |
洗濯・衣類の整理 | 0.8時間 | 4.2時間 |
部屋の掃除(部屋、風呂、トイレ等) | 0.8時間 | 3.2時間 |
子どもの食事や身の回りの世話 | 3.1時間 | 10.9時間 |
子どもの入浴の世話 | 2.0時間 | 5.0時間 |
子どもの遊びや話しの相手 | 3.2時間 | 7.3時間 |
子どもを寝かしつける | 1.7時間 | 5.3時間 |
保育園の送迎 | 1.6時間 | 3.4時間 |
専業主婦だからワンオペ育児を強要されている。と思われがちですが、共働き家庭だからこそ夫のサポートが充実しているわけでは無さそうです。
そんな共働き家庭と比較したら、羨ましくも感じるしうざいと感じるでしょう。
参考:共働きでワンオペ育児っておかしいですよね。家事・育児にかける時間を夫婦別で調査してみた!
ワンオペ育児というワードは誰が使ったらうざくならない?
下記の人ならワンオペ育児アピールをしてもうざく見られないです。
- シンママ
- 夫が遠方へ単身赴任中の人
ただし、冒頭で紹介した「自分よりワンオペ育児度合いが低い」場合に限りここで紹介するパターンは当てはまらないです。
あくまで、一般的な目線での回答になります。
「ワンオペ育児アピールがうざくならない人」について順番に説明していきます。
シンママ
シンママとは「シングルマザー」の略称で、いわゆる母子家庭の母親という意味です。
子育てとは、夫婦2人で行うもの。しかし、シンママには夫がいません。
故に、子育てを1人で行わなければいけません。
普通の家庭ならば、2人で育児を行えるものですが、誰もいないシンママにとってひとりで行うのみです。
であるならば、シンママがアピールをしてもうざいと感じることはないでしょう。
夫が遠方へ単身赴任中の人
シンママでなくとも、夫が遠方に単身赴任中の妻であればワンオペ育児アピールをしてもうざいと感じないでしょう。
シンママと違い、パートナーとなる夫が存在してはいますが、同じ屋根の下にいないわけです。
となると、育児や家事は妻が全てを担わなければいけません。
そもそも夫が近くにいないのならワンオペ育児せざる得ませんし、そのアピールに対して、「悲観的で悲劇のヒロイン気取りなの?」と思う人もいないでしょう。
今回の記事は以上です。少しでもあなたの参考になれば幸いです。
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